午前三時のルースター #
佳作。。。かなぁ。ベトナムスキーなのでちょっとひいきめ(行ったことないけど)。
ホストの男が、ほんとに旅先案内人になってしまってて、ストーリーにとけこんでないような印象。つうか、この人の持ち味なんだろうか? 全体的にストーリーと登場人物の関係が薄め。
金を稼いでゆく中で、その代償として心のどこかをスポイルされてゆく。そして報酬以上のやりきれなさと虚しさが、心のひだにこびりつき沈殿してゆく。そんな夜を過ごしてきた男−それがこのビエンだろうと思った。
全体的にこの一文で表されるような雰囲気のお話。
普通に生活できてるので欲が出て、色々よけいな望みがあったり、変にプライドがあったりして、心のどこかをスポイルされてゆく事に耐えられなくなったりするなぁ、と思った。それを贅沢だとは思わないけれども。