センセイの鞄 #
ずいぶん前から気になってたんだが、買うまでにはいたっていなかった本。先日、とうとう購入。
涙ほとばしる感動のような、激情がおしよせてくるわけではない。淡々と、想像通りの、安心した展開。が、ひきこまれる。大正ロマン的。夏目漱石とか、そんな感じ。
読み終わって、先日読んだ 「 蛇を踏む 」と同じ人か! と気づいた瞬間が、一番の激情だったりする。
読んでいる途中、どうも読んだことがあるような気がする、このシーンは知ってるなぁ、でも、こんなエピソードは知らんなぁ、大昔読んだかなぁ、記憶にないなぁ。。。んーーー、ん! 明らかにこの終盤の展開は知っているぞ! なんでだ?。。。とひとしきり考えたがわからず、 帰宅後 amazon を見て判明 。んー、年かの。